家庭福祉相談室の理念と歩み


1.すべてはクライアントのために

家庭福祉相談室の事業は、経済的利益の追求事業ではありません。
家庭福祉相談室のすべての活動は、相談に訪れる人々(クライアント)と子どもたちのためにあります。
クライアントと子ども達が真の幸福と、成長を得られるよう、その人自身の力を引き出し支えられるよう向き合います。

2.ボランティア精神

開設当初からボランティアで運営され、最も助けを必要とする人々に手を差し伸べてきました。常に主体的、自発的に動き、働き、学び、工夫し、質問し、発言し、討論し、実践するよう取り組みます。


3.連帯

集団の中での個人の価値は、誰もが平等です。誰もが一人では悩まず、集団で解決の道を探る事が必要です。


1966年 「北海道クリスチャンセンター家庭福祉相談室」創設 個別相談形式

 

1970年 主に脳性マヒ児の母親対象にグループカウンセリング開始

    同時間帯、子どもグループも開設(3か月ごとメンバーを入れ替えて実施)

 

1971年 自閉傾向・情緒障害・知的発達遅滞のケース増加

 

1972年 ケース増加のためスタッフを増員し、グループの数を増やす
    北星学園大学文学部社会福祉学科の実習機関となる

 

1975年 保護者を対象とした同窓会を開催、以後年一回の行事として定着
    幼稚園や保育園への受け入れの絆を求めて、関係をもち協力体制を取るように努める

 

1978年 プログラムに「個別課題」を取り入れる

 

1979年 早期療育の場として2歳児グループを作り、グループ数4つとなる

 

 1983年 「社会福祉法人北海道クリスチャンセンター福祉会」設立

 

1987年 相談室の活動を支える「家庭福祉相談室事業後援会」発足

 

1989年 「社会福祉法人 北海道クリスチャンセンター福祉会」の事業として認可

 

1995年 札幌市心身障害児通園事業の委託を受ける

 

1998年 札幌市障害児通園(デイサービス)事業委託

 

2003年 支援費制度の指定事業所となる

 

2006年 障害者自立支援法による児童デイサービス事業に移行

 

2008年 あそびの広場「ちびちび」開設

 

2012年 児童福祉法改正法による「児童発達支援事業」に移行
   「保育所等訪問支援事業」開設

 

2015年 放課後等デイサービス「家庭福祉相談室・らるご」開設

 

2016年 創設50周年記念 祝賀会を行う

 

●相談室発行物●

 

1971年 相談室レポート発行

1984年 同レポートを「発達援助に携わって」に名称変更

2017年 相談室レポート「発達援助に携わって」NO.20発行